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周りとうまくやることがキーになる

転職先で成功するために一番重要なことはなんでしょうか?それは「仕事ができること」ではありません。実は、「周りとうまくやっていく」ことです。職場の同僚や上司から、好かれる、尊敬されることがとても重要です。

どんなに仕事ができる人間でも、周囲の人たちから嫌われたり疎(うと)まれたりしていては、出世は期待できません。顔を知られていなければ、スムーズに仕事は進みませんし、自分自身も楽しく過ごすことはできないでしょう。サラリーマンにとって最重要な資質は仲間を作る力です。

新卒で入社した会社なら、5年もすれば十分な人間関係ができるはずです。互いの気心もある程度知ることができます。転職先の会社では、自分以外の周りの人たちは皆、「十分な人間関係」ができているわけで、その中では、あなた一人が「異邦人」です。

他の人たちが5年も10年もかけて作り上げてきた「輪」の中に、一刻も早く溶け込むことが大切です。けれどそれは一朝一夕に実現できるもではありません。少なくとも1年はかかりますが、5年も10年もかけてはいられません。短期間に尊敬され信頼されて好かれるには、それなりのテクニックと戦略が必要です。

自慢をせずに人の話を聞くこと!


人と人との関係を構築するためには「コミュニケーション」が重要ですが、しばしば、その意味は勘違いされています。自己紹介がうまいとか、人前でうまく話ができるとか、初対面の相手とも臆することなく会話できるとか、そういうことではありません。人が「あいつの話は面白い」というときに、その会話を分析してみると、話している時間の長さは「面白い」と言った本人の方が長いものです。

つまり、「あいつの話は面白い」とは、「あいつは俺の話を面白そうに聞いてくれる」なのです。転職したばかりの人が、それほど親しくない相手と仲良くなろうとするときに犯しがちな過ちは、自分自身の自慢話をしてしまうことです。

良い家庭に生まれたとか、一流大学を卒業したとか、前職ではすごい活躍をしたとか、「こんな知識もある」「こんな資格を待ってる」「こんな趣味がある」などと、自分をアピールします。まだ、あなたにこれっぽっちも興味を持っていない相手に自慢話などしたところで、バカにされるだけです。特に、前職での活躍話は、「じゃあ、辞めなきゃ良かったんじゃないの?」と蔑(さげす)まれます。仕事の上での「過去の栄光」は、転職先で「栄光」を築くまで封印すべきです。

人間関係のブーメラン効果とは?

人の話を聞くためには、相手に話をさせなければなりません。それには、適切な質問が必要です。「質問力が大事」ということなのですが、そう聞くと、「何を聞けばいいんだ?」と悩むことになりがちです。「質問のしかたが分からない」と考えるのはナンセンス。質問できないのは、相手に興味がないからです。

「どんな人なのかを知りたい」という気持ちがあれば、考えなくても質問は出てくるはず。自分が相手に興味を持てば、様々なことが聞き出せますし、それによって相手を心地よくさせ、「楽しい人」と感じさせることができます。そうなれば、相手はあなたに「興味」を持つでしょう。どんな人間なのか知りたくなるはずですし、あなたに質問したくなるでしょう。

周りの人たちから好かれたいと考えるなら、まずは、あなたが無条件に人を好きになることです。相手に興味をもって接していれば、必ず周りから信頼されるようになれます。