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生活のための転職

あなたはどんな時に転職をしたいと思いますか?人によって答えはさまざまですが、より収入を増やすため、キャリアアップのため、と答える方が圧倒的多数なのではないでしょうか? しかし、それ以外の事情から転職をせざるを得なくなってしまうケースだってないわけではありません。

もしかすると、家庭の事情などのために、その仕事に不満をまったく持っていなかったとしても転職しなければならなくなってしまうケースだってあるのです。

ここでは、仕事以外の事情から転職しなければならなくなってしまったというケースについてお話してみたいと思います。

家庭の事情からの転職


世の中にはさまざまな仕事がありますが、大企業の総合職などの場合は、定期的に全国各地へ転勤しなければならない、というケースがあります。

今日では転勤は当たり前のものとして受け止められていますので、それを極端に嫌う人はそれほど多くはないかもしれません。

しかし、事情からあまり転勤の多い仕事をすることができなくなってしまう、というケースもあります。

30代前半のEさんは大手飲食チェーンのエリアマネージャーとして働いていました。この企業ではマネージャー以上の社員は3年に1度転勤を命じられることになっています。そこで、これまでも何度もの転勤を繰り返してきました。

家族は奥さんのみで専業主婦でしたので、これまでさまざまなエリアへの引っ越しを繰り返してきました。

しかし、3年ぶりの転勤を控えたある時期、奥さんが急きょ倒れ、長期にわたる入院が必要となることが判明しました。 これでは転勤どころではありません。会社に事情を説明したところ、一般職への転属は可能とのことでしたが、出世の道は完全に閉ざされてしまうことになります。

一旦は、一般職でも…と考えてみたものの、飲食業界は土日祝日など定期の休みがあるわけではありません。 家族が元気な状態であれば、それでも良いですが、大きな病気を抱えているとなれば、そういう訳には行きません。

そこで、Eさんはその仕事に不満を持っているわけでもないにも関わらず、転職することを余儀なくされてしまったのです。

難しい転職活動の末に…

しかし、病気の奥さんの世話をしながら働くことのできる職場を見つけることは決して簡単なことではありません。 飲食業界であれば、経験も実績もありますので、再就職することは難しいことではないでしょう。

しかし、前述の通り、激務が要求される業界です。家族のことを考えると、またこの業界に入ることはできませんでした。

この経験と実績以外には、特に資格などを持っているわけではありませんので、当然就職活動は難航します。

そんな中、ようやく見つけることができたのが小さな工務店の事務職でした。もちろん、待遇は以前ほど良いわけではありませんが、毎日定時出勤の、定時退社が可能で、土日祝日も休みです。

収入が減ってしまったことによって、生活水準を下げる必要はありましたが、これまで以上に家族と一緒に過ごすことのできる時間が増え、Eさんはより豊かな生活を送ることができている、と感じているようです。

仕事以外の事情による転職は、時にはとても辛く感じられるものかもしれません。しかし、それを受け入れることができれば、より豊かな人生にすることができるのかもしれません。