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Motive

動機

初めてお会いした転職希望者に「動機」を尋ねて、多い答えのベスト3は、「ステップアップ」「スキルアップ」「給与アップ」。ごもっともな理由のように聞こえますが、ほとんどの場合、本当の理由ではありません。「上昇志向」を印象づけようと、私にウソをついています。

真の動機は、こんなものです。「上司が嫌い」「職場の雰囲気が嫌い」「給料が安すぎる」「仕事がきつい」「残業が多い」「成績が悪くて評価されない」「頑張っているのに認められない」などなど。ネガティブな理由が大半です。転職動機が後ろ向きの理由であることは問題ありません。「なぜそれが嫌なのかを語れない」ことが問題です。

何のための転職なのかをはっきりさせましょう

【どんな会社にも短所はあります、バカもいます】

「上司が嫌い」という人に、どこが嫌いなのか尋ねると、「自分勝手」「口うるさい」「怒ってばかりでほめてくれない」「いじめに近い」などと教えてくれます。でも、このような上司はどこにでもいます。今は最悪かもしれませんが、しばらく待てばウマの合う上司と巡りあえるかもしれません。仮に転職しても、今の上司と似た人に仕えることになるかもしれません。どこの会社にも「嫌な上司」というものはいるものです。

一方で、そんな上司ともうまくやっている人もいます。そういう人を見て、「上司は、彼をひいきしている」とやっかんだりしています。自分と合わない人と「うまく付き合う方法」を知らないことが最大の問題なのに。自分の弱点を冷静に見極められずにいます。悪いのは上司ではなく自分です。本当は「自分が嫌い」。転職する前に、自分の弱点を補う方法を考えておかないと、転職先で同じ失敗を繰り返すハメになってしまいます。

「給料が安い」という人に、いくらアップしたいのかを尋ねると「50万円」「100万円」などと答えが返ってきます。10年後には年収いくら欲しいのか、と尋ねると途端に答えが漠然とします。「800万円から1000万円くらい」「多ければ多いほど」などと。今の「50万円」にこだわる人が、将来の「1000万円と800万円の差額200万円」は気にならないのでしょうか?ずいぶんと太っ腹な印象です。「今の給料が安い」こと以外のところに本当の不満があるはずです。

転職動機の大半は、自分が努力すれば「今の職場でも改善できる」ものです。しかし、現職のままでは「自分を変えられない」から、職を変えようとしています。根本が変わらないと、転職で成功することはありません。転職活動をする中で、どうしたら自分を変えられるのかを考える必要があります。
参考サイト⇒キャリアアップコラム:何のための転職ですか? | ヘッドハンティング・人材紹介会社・転職のクライス&カンパニー